「整体・療法」に対するグレーな部分に切り込んでいきたいと思います♩
本・テレビ・ネットなどの情報を見ていると「一回で良くなった!」「驚くほど改善!」などの題字をよく見かけます。実際にそういう例もたくさんあると思います。そういったメディアのイメージ提示のおかげで整体などの各種療法の売り上げに繋がっている部分もあるかもしれません。しかし「良い面」ばかり見せられると逆に懐疑的な気持ちを覚える方もいらっしゃるでしょう。
ですので当院では「短所」も出来るだけ明確に説明させていただきたいと思います。第一回目は「著効がないものに対しての考え方」です。
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著効がないものがあります。
・うつ状態・パニック障害・不安障害などのメンタル的な部分そのものをこちらで治すことは難しい。(これら状態に関連して出てくる身体的な症状に対応することは可能です)
・組織の大きな損傷・欠損・変形などを元どおりに戻すことは難しい。(現状でバランスをできるだけ整えて痛みや不調を減らすことは可能です)
・一部の体質的なものは治すことが難しい。
著効がない、とは短期(1〜2ヶ月) で状態そのものの著しい改善効果は期待しないほうがよいということです。長期的に受けても「完全に」元どおりになることは難しいと思われます。ただし、身体が整っている状態が長期的に保たれていることでこれらの症状や状態の「改善のチャンスが上がる」ことが当院に来られる方の状態変化からも経験的にわかっています。
ですので、上記のような状態でもまずは「今以上に悪くなりたくない」・「うまく折り合いをつけて楽になりたい」という意味合いで施術を受けられるのが一番合っていると思います。
「病気・障害」というよりはその方の「個性・性質」となっていると考えたほうが良いのかもしれません。「治す・治せない」の両極的な見方で捉えるといつまでも泥沼に陥ってしまいます。
自分に対する理解・受容・改善の模索をすることでより気持ち良く生きられる、そのようなお手伝いをさせていただいています。
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